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Hitachi

社会イノベーション

    • 都市開発

    中国が「インターネット強国」に向けた戦略的な歩みを着実に進める中、デジタル技術を従来型の産業に利用して新たなビジネス領域を創出することは、もはや必然的な流れとして定着しつつある。これは、従来型の産業が産業的価値を継続的に高めていくには、デジタル化を加速することが必然だったことを意味している。

    新疆にある中国最大級の炭田、准東炭田。確認埋蔵量は数千億トンで、国家戦略である「疆電外送(新疆ウイグル自治区から外部への送電)」計画を支える存在だ。宏源匯通は、准東炭田開発当初からこのプロジェクトの中心となって関わってきた一社。近年の経済成長やニーズ拡大を受け、2016年からは生産能力をさらに安全かつ効果的に高めるために日立建機と提携し、持続可能な発展への道を模索している。

    「当初200万m³だった年間採掘量は現在4500万m³まで拡大しています。これほどの採掘量は安定性・経済性・安全性を備えた設備がなければ実現できません。日立建機は、当社に最適なソリューションを提供してくれました。圧倒的な作業能力と高い安定性をもったショベル機から、機械に搭載された日立建機のサービスソリューションConSite、24時間対応のアフターサポートまで、機械・監視・サービスが三位一体となったトータルソリューションは、当社のニーズを満たしてくれました」

    羅恵忠 新疆宏源匯通工程機械有限公司 総経理

    事例の概要

    • 課題
      宏源匯通は、より大規模な採掘作業を行うために、生産目標を安定的・効率的に達成しながら、ショベル機の運転状況をより幅広く正確に把握した上で、機械運転の安定性・安全性を担保したいと考えていた。
    • 解決策
      日立建機のConSiteシステムを活用した機械・監視・サービス一体型のソリューションで、お客さまの業務モデル最適化を継続的にサポート。「ダウンタイムゼロ」を可能にし、効率化を実現した。
    • 成果
      サービスソリューションConSiteシステムは、宏源匯通のより効率的かつ安定的な採掘を「オペレーター管理」「機械保守」「エネルギー消費抑制」などの側面からバックアップしている。
    • 展望
      日立建機は今後も製品への継続的なConSiteシステム搭載に取り組み、従来型のエンジニアリング建設機械産業の高度化につなげ、宏源匯通とともに豊かな未来を切り開いていく。

    課題

    国家の安定的な電力供給を保つために、宏源匯通に経済性の高いエネルギー生産モデルを提案する

    李強周 新疆宏源匯通工程機械有限公司 最高技術責任者

    エンジニアリング産業では、フロントエンドの機械であるショベル機が不安定になると、バックエンドにある設備間の整合性や調和性、さらには生産能力にも影響を及ぼす。

    「日常業務において、私たちが機械に関して把握できることは、外観の検査や経験から把握できるレベルにとどまることがほとんどです。当社のように、機械が24時間365日連続稼働する作業強度の高い環境では、データを逐一集めて念入りに検査する時間と人手を確保するのは難しいので、保守効率がなかなか向上せず、生産能力や利益にも間接的に影響しています。」

    解決策

    サービスソリューション「ConSite」がもたらす「ダウンタイムゼロ」という価値

    日立建機は宏源匯通のニーズに対し、ConSiteシステムを活用した機械・監視・サービス一体型の万全の施工管理ソリューションを提供している。ConSiteシステムからEメールやWeChat経由で送られる可視化レポートは、合理的な省エネ・CO2排出削減、保守点検計画を支えるとともに、施工現場管理作業の客観的な参考指標やアドバイスとして、お客さまに「24時間365日連続稼働」という価値をもたらしている。

    1. 省エネ・CO2排出削減に関したレポートには、機械の稼働状況・無操作時間・回転角度などさまざまな情報が含まれる。これらの情報は15分おきに収集される。


    2. 保守点検に関する機能も優れており、毎月提供される「定期レポート」には実際の機械稼働状況が反映され、潜在的な問題の存在を一目で把握することが可能。突発的な故障が発生した場合にも、故障内容を直ちにお客さまと日立建機のカスタマーサポート担当者に通知する。軽微な故障については、日立建機のカスタマーサポート担当者がスマートフォンを通じて現場作業員に対応方法を伝えることで、修理作業の大幅な効率化を実現。

    3. 共同管理面では、宏源匯通の管理上の盲点の解消をサポートし、「オペレーター管理」「機械保守」「エネルギー消費抑制」の根拠を提示し、全体業務の効率化につなげている。

    成果

    ConSiteシステムが、より効率的でスマートな業務実現を支援

    日立建機のConSiteシステムの存在は、宏源匯通の経営陣にとっては「優れた洞察力」をもつ専門家がそばにいるようなものだ。「人員管理」「機械管理」など複数の側面から客観的なデータとアドバイスを示し、これまでの管理上の盲点を解消してくれる。また、保守コストやエネルギー消費など、さまざまな側面から総合的に管理し、効率化を実現する。

    展望

    デジタル技術により、従来型のエンジニアリング建設機械産業を高度化

    日立建機は現在、ConSiteシステムを中核とするソリューションによって宏源匯通の効率のよいエネルギー生産モデル確立を支援しながら、今後も中国各地で稼働する日立建機の建設機械設備約20万台への継続的なConSiteシステムの搭載に取り組んでいく。そして、付加価値の高いサービスを提供し、サプライチェーンの各機能を強化して従来型のエンジニアリング産業を高度化し、宏源匯通とともに豊かな未来を切り開いていく。

    日立建機のConSiteシステムが准東炭田開発の新たな「力」に

    公開日: 2019年3月
    ソリューション担当: 日立建機(上海)