日立は、都市開発を中心として幅広い事業を手がけるサンウェイグループが所有する大学やホテル、病院、ショッピングモールなどに向けた省エネプロジェクトを計画。その第一弾として、本社ビルの省エネ実証を行いました。今後もサンウェイグループとさまざまな課題を共有することで、マレーシアで進める「街づくり」をサポートしていきます。
動画「エネルギーマネジメント事業を中心とした協業でマレーシアの街づくりに貢献」
サンウェイグループと日立は、2013年4月にITサービスを提供する合弁会社、日立サンウェイ・インフォメーション・システムズを設立して以来、ビジネスパートナーとして幅広い分野で協業を進め、信頼関係を築いてきました。
そして2015年からは、エネルギーマネジメント分野に関する新たな協業をスタート。日立の強みである省エネルギーソリューションを、サンウェイグループが所有・運営する施設に導入し、エネルギー使用の最適化を図ることでマレーシアの低炭素社会の実現に貢献していきます。
その最初のステップとして、サンウェイグループの本社ビルでエネルギー使用に関するデータを分析。設備運用を調整することでエネルギー使用量の削減を実現しました。引き続き、大学向けの省エネプロジェクトを推進。さらには、ホテル、病院、ショッピングモールを対象とする統合エネルギーマネジメントシステムの導入をサンウェイグループと共同で検討していきます。
また、ショッピングモール向けに、人の流れを解析してマーケティングをサポートする技術や、セキュリティソリューションとして類似する顔を認証する技術による街の安全・安心の実現といった提案もしています。
日立がASEANで展開するエネルギーマネジメント事業のノウハウを活用した、総合的な都市開発プロジェクトとして、人々が快適にくらせる街づくりをめざす取り組みが始まっています。