HTMLインクルード サイトナビ 人気記事ランキング01
日立、創業の地に企業ミュージアム「日立オリジンパーク」をオープン
日立製作所は2021年11月5日、創業の地である茨城県日立市に、企業ミュージアム「日立オリジンパーク」をオープンしました。同施設では、日立の創業の精神やこれまでのあゆみなどを紹介しています。
東原敏昭会長は、同施設のオープンに伴って行われた式典で、「日立の地を訪れて、創業者・小平浪平さんの創業の考えを学んでほしいと思っています」とした上で、「日立製作所はさらにグローバルに企業展開していきますが、原点は日立(市)、この創業の地にあるということを忘れずに頑張っていきたいと思います」と述べました。
日立のあゆみに触れる場所
1910年に日立鉱山の機械修理を行う部門として設立された日立製作所。創業から110年を経て、これまでのあゆみを伝える日立オリジンパークが建設されました。
同施設は、「小平記念館」「創業小屋」「大みかゴルフクラブ」「大みかクラブ」の4つの施設で構成されています。日立の社員に限らず、地域の人々をはじめ、誰でも利用することができます。また、使用電力が100%再生可能エネルギーで運用されていることも特徴の一つです。
日立オリジンパーク管理グループの沼田祐美さんは、同施設が作られた目的について、「日立の社員に創業の精神を知ってもらい、地域の皆様や世界中のビジネスパートナーとの新たな対話が生まれる場として建設されました」と話します。
4つの施設から成るオリジンパーク
「小平記念館」では、日立の製品などが展示されていて、日立の企業理念や創業までの道のり、社会課題の解決に向けて行ってきた取り組みを知ることができます。同施設は、小中学生の校外活動やセミナーなどに活用される予定です。
「創業小屋」は、日立の創業製品である「5馬力誘導電動機」が誕生した工場を復元した施設です。ここでは、現存する5馬力誘導電動機が実際に動く様子や復元した工具などを見ることができます。
6ホールのゴルフコースがある「大みかゴルフクラブ」は、従業員の娯楽と外国賓客を迎える交流の施設として1936年に建てられました。現在は誰でも利用することができます。
また、ゴルフクラブに併設された「大みかクラブ」は、クラブハウスとして建てられました。歴史を感じさせる建物で、食事の提供などおもてなしの場として運営される予定です。
2022年にはバーチャル展示も
2022 年には、同施設の展示内容をWeb上で見学できる「バーチャル展示」も公開される予定です。
施設を管理する沼田さんは、「日立の社員に会社のルーツを伝えると同時に、地域の皆様にも社会貢献に対する日立の思いを知ってもらい、共に未来に向けて歩んでいけたらと思います」と来場を呼びかけました。
「日立オリジンパーク」の概要
項目 | 概要 |
---|---|
開設日 | 2021年11月5日 (一般客の入館は11月6日から受付開始) |
住所 | 茨城県日立市大みか町六丁目19番22号 |
営業時間 | 9時30分~16時 (最終入館15時、水曜休館) 入館無料 |
電話番号 | 0294-87-7575 |
アクセス | JR常磐線大甕駅西口から徒歩10分 |
延床面積 | 4,553m² |
敷地面積 | 231,818.99m² (ゴルフコース含む) |