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社会イノベーション

地域の電力サービスをサポート
豊かな街づくりに貢献するエネルギーソリューション

日立はドイツ・ダルムシュタットにおいて公共インフラサービスを担うENTEGA(エンテガ)社との協創により、電力取引と発電所の運転計画を最適化するソリューションの開発および実証を行っております。地域に密着する公共インフラサービスを提供する都市公社との協創により、電力の最適な取引と電力設備の発電調整能力の効率化を両立させ、地域住民へのサービス向上に貢献していきます。

動画「ENTEGA(エンテガ)社との協創事例」

地域事業者の電力取引・運転計画の最適化を実現

ドイツには、自治体などが出資する地域密着型事業体である「シュタットベルケ」と呼ばれる都市公社が1,500社ほどあり、公共インフラサービスを提供しています。このうち、電力(発電・配電・小売)や上下水道、ガスの供給、廃棄物の処理、市内交通、通信など、さまざまなライフラインの整備・運営を行うシュタットベルケが900社あり、地域資源の活用、雇用の創出をはじめ、さまざまな形で地域に貢献しています。なかでもENTEGA社は、ドイツ・フランクフルトから南に約30kmにあるヘッセン州南部に位置するダルムシュタットに拠点を置き、約100万人の顧客を持つ、トップクラスのシュタットベルケです。

ドイツでは再生可能エネルギーの比率が拡大したことに加え、1998年に電力の小売全面自由化以降に行われた発送電の法的分離や所有権分離、さらには総合的エネルギー先物市場の創設などにより、卸電力取引市場での取引量が拡大しています。一方でシュタットベルケは、地域住民へのサービスの提供や活性化のため、持続可能性を維持しつつ、地域に不可欠なインフラサービスを民間企業として提供し続けることを目的としているため、エネルギー事業において収益を最大化することが、大きな経営課題となっていました。

そこで日立は、エネルギー分野や制御技術における豊富な経験とノウハウをいかし、同社のグループ企業に電力取引と発電設備の運転計画を同時に最適化させる独自のソフトウェアを提供。電力の市場価格に連動した電力取引計画と電力価格のボラティリティ(変動率)に対応した発電所の運転計画を同時に策定し、この計画をもとに電力取引を行うことで売上拡大と収益向上を図り、シュタットベルケの安定的な経営を支援していきます。こうしたお客さまとの協創を通じて、ドイツの人々のQoL(生活の質)の向上に貢献していきます。

公開日:2018年3月
ソリューション担当:日立製作所 電力ビジネスユニット
お客さま:ドイツ ENTEGA(エンテガ)社
事業内容:電力供給、電力取引、熱供給、配電、テレコム、水、ごみ処理などのインフラ事業