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社会イノベーション

エネルギー

洋上風力発電は1基あたりの建設・運用コストが高く、保守も難しいため、高い出力と信頼性が必要なのです。

日本では、低炭素社会の実現をめざした再生可能エネルギーの固定価格買取制度が導入されて以来、太陽光発電所や風力発電所の建設が進んでいます。海に囲まれている日本では、立地や景観、騒音などの制約が比較的少ない洋上風力発電の導入拡大が期待されています。今回、日立が建設を完了した「HTW5.0-126」初号機は、今後大型化が予想される洋上風力発電所に対応したもので、従来製品の2MW級と比較して、定格出力が約2.5倍の5MW、ローター直径が約1.5倍の126mあります。ローターを風下側に配置する日立独自のダウンウィンド方式を採用しており、暴風時にもローターが横風を受けない向きをキープし、風荷重を低減することができます。また、新たに開発した永久磁石同期発電機と中速増速機を組み合わせ、システム全体の軽量、コンパクト化を実現し、信頼性を向上させています。これにより基礎工事や浮体工事の費用低減や、より高い安全性が期待できます。今後、試運転、パワーカーブ*などの検証、評価を経て、2015年夏に「鹿島港深芝風力発電所」として商用運転が開始される予定です。

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風速と発電出力の相関データ

文: 日立
公開日: 2015年8月6日