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Hitachi

社会イノベーション


左:3次元曲線接合例/右:ダブルスキン構造材接合例

高品質接合と自動化への対応で
自動車などの車両軽量化ニーズに応える
ロボットを開発

株式会社日立パワーソリューションズ(以下、日立パワーソリューションズ)とトライエンジニアリング株式会社(以下、トライエンジニアリング)は、接合品質に優れた摩擦攪拌(かくはん)接合(FSW*)を行う多関節ロボット(以下、ロボットFSW)を共同開発。軽量化の追求でアルミ材接合のニーズが高まる、自動車生産ラインへの導入をめざしています。


左:3次元曲線接合例/右:ダブルスキン構造材接合例

より複雑な曲面でアルミなどの
薄肉材料の接合が可能に

自動車や航空機などの輸送関連分野では、近年、車体や機体の軽量化が進められています。特に自動車分野では、さらなる燃費向上をめざしてアルミ材の採用が拡大し、従来よりも複雑な形状や曲面に対応でき、自動生産ラインで使用できる接合装置が求められていました。こうしたニーズに応えて開発されたのが、日立パワーソリューションズが有するFSWの技術と、トライエンジニアリングが有するロボット制御技術を融合したロボットFSWです。FSWは、1991年に英国の接合・溶接研究所(The Welding Institute)で考案された技術で、円柱状の接合ツールを回転させて発生する摩擦熱で被接合材料を軟化させ、攪拌することで接合します。
接合材料以外の素材を用いないため、疲労強度が高く、溶融をしないことから溶接変形(ひずみ)の少ない接合ができます。ロボットFSWは、こうした高品質接合の適用範囲を広げ、生産効率向上に貢献するシステムとして注目されています。

*
FSW:Friction Stir Welding(摩擦攪拌(かくはん)接合)

公開日:2015年11月25日