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Hitachi

社会イノベーション

R&D(研究開発)

この新型半導体コンピュータは、半導体回路上でイジングモデルを擬似的に再現することで、問題の高速処理を可能にしています。

都市における交通渋滞の解消やグローバルな物流コストの最小化、次世代電力送電網による安定したエネルギー供給など、大規模かつ複雑化する社会システムの課題解決には、全体最適となる組み合わせを見出すことが重要です。日立が試作した新型コンピュータは、量子コンピュータに匹敵する性能を備え、約1兆の500乗通りの膨大なパターン(組み合わせ)から適した解を導く「組み合わせ最適化問題」を、瞬時に解くことができます。しかも汎用の半導体を使用するため、量子コンピュータで必要な冷却装置などがなくても室温で動作します。また、従来のコンピュータと比べて約1,800倍もの電力効率を備えており、電力消費量を低減することができます。さらに、最先端の半導体プロセス(14nm)を用いれば、1,600万パラメータに対応するチップに大規模化することも可能です。日立はこの技術を活用することで、個別最適から全体最適まで行うシステムを構築し、ますます大規模かつ複雑化する社会インフラの課題解決をめざしています。

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解が順序や割当のように組み合わせの構造を持ち、条件を満たす解の中で最もよいものを求める問題。


イジングモデル


CMOSアニーリング

文: 日立
公開日: 2015年7月9日